昨日突如届けられた、アリアナ・グランデとジャスティン・ビーバーによるデュエット曲「Stuck With U」。
ジャスティンとアリアナのコラボ曲「Stuck with U」が5/8にリリース決定🥳😍🙌🎉
— アリアナ・グランデ JP公式 (@ariana_japan) 2020年5月2日
「First Responders children's foundation」とパートナーシップを組み、この曲の収益は医療従事者や警察官などフロントラインで働く子どもたちへの助成金や奨学金として寄付されます。https://t.co/DKq1OmnUYi pic.twitter.com/Vfrly5C7tF
リリースの目的が素晴らしいですし、またミュージックビデオからも温かさが伝わってきます。
YouTubeで上記動画もしくはリリックビデオ(→こちら)を開くと、歌手名の下には”募金活動”と表示されます。再生回数による収益も寄付に回るということなのでしょうか、素敵な取り組みです。
(募金活動の表示を紹介する目的で画面をキャプチャしました。問題があれば削除いたします。)
さて、「Stuck With U」を聴いて真っ先に思ったのは、このような”三連リズムのバラード×デュエット”という形式の曲って少なくないよなあということ。
エド・シーラン「Perfect」(2017 アルバム『÷ (Divide)』収録)は、シングルカットしチャートを浮上した後にビヨンセを招いたデュエットバージョンを投入し米ビルボードソングスチャートを制しました…ということは、ビヨンセをフィーチャーした昨日のブログエントリーで取り上げたばかりです。
テイラー・スウィフトはアルバム『Lover』(2019)がアルバムチャートで初制覇を果たした週にトップ10入りした表題曲について、後にショーン・メンデスを迎えたデュエットバージョンを用意。スノードームを背景とするリリックビデオ(→こちら)は、デュエットバージョンというアプローチ共々上記「Perfect」を彷彿とさせます。
2017年から翌年にかけてヒットした「Perfect」、その1年後の「Lover」、そして今回の「Stuck With U」とおよそ1年おきに”三連リズムのバラード×デュエット”が、それも男女ともに数々のヒットを飛ばしてきた歌手によって紡がれるというのは面白い傾向だと思います。個人的には、10年以上遡るとはいえセカンドアルバム『The Diary Of Alicia Keys』(2003)から翌年シングルカットされ米ビルボードソングスチャートで4位を記録した「If I Ain't Got You」に、アッシャーをフィーチャーしたバージョンもまた素敵なので紹介します。
後にこの二組は「My Boo」(2004)で共演し米ビルボードソングスチャートを制しますが、「If I Ain't Got You」が布石になっていることは想像に難くありません。
ちなみに日本の作品で真っ先に思い出したのは、レキシ feat. 森の石松さん「最後の将軍」(2016)。以前ブログで紹介しています(→こちら)。
レキシは今週、遂に全曲サブスク解禁に至ったことから、この週末にあらためてチェックしようと思います。